歳をとっていくって、だんだん子どもに戻っていくこと。そんな風に聞いたことがあります。
実際に母は、一緒に買い物をしてて少しでも私が見えなくなると、捜しに行こうと後先考えずに走り出したり、慣れない場所にソワソワしたり不安そうな顔をしたり、人ごみをうまく歩けなかったり、目が離せない。
そんな母を見て、「ほんと、子どもみたいになってる。かわいいな」なんてのんきに思ってたんだ。
だから、私も、3人の子どもたちを育てて来たように、母が私を育ててくれたように
そう、小さな子どもに接するように、
そんなふうに母に接していけばいいんだ。単純にそう思ってたんだ。
だけど、違うよね。
どんな状況だったとしても「親は親」
「子ども」、にはならないの。
そこを勘違いしていたから、うまくいかないのかもしれないな。
元々しっかり者の母が、いろんなことができなくなって、私を頼ってくれるようになったから私も出来る限りの母の手助けをしたいと思ったの。
基本、母の言う通り、って決めていたつもりだったけど、私の気持ちの根底に、「どうせ言ったってわからないよね?」そんな思いもあったから、「こんなした方が絶対いいよ」とか、「こんなにするからね、いいよね」ってバンバン物事を決めていたんだ。
でもね。母はなんにもわからない赤ちゃんじゃないのにね。
自分の意志をもった、73年生きてきたりっぱな大人だったんだ。
私の思い通りになんてなるはずないのに、私の言うことを全然聞き入れてくれなくなった母にイライラすることが増えました。
昨日1日、一生懸命考えました。
母に会ってどういう接し方をしたらいいのか、これから、どんなふうに変えていったらいいのか。
一生懸命考えたけど、結局どう接したらいいかわからなかったです。
だけど、やっぱり大事な母のことだから、がんばってみるしかないんですよね。
まずは、今日母に優しく接することができますように。
がんばれ、私<(`^´)>