母と姉はまさに一卵性親子。あまりにも似すぎているからか、ぶつかることも多くって。
母がこんなことになってなければ、きっと、お互いに一緒に暮らすなんてあり得ないことだったと思うんだ。
だってね。
姉が離婚したときも、実家にはかえってこさせなかった母のこと。いまだに姉はひきずってるから。
いろんなところで、突き放されてきた姉だから。
だけど、
それでも、「これから、親孝行をしたい。」って言ってくれるんだ。
すごいなぁ。
認知症がどんどん進んでいく一人暮らしの母との同居を真剣に考えた時、私は正直、「できない。」って思った。
一緒に暮らしてなくても、いまでさえこんなにキツイから。
絶対耐えられない、って思ったんだ。
なのに、こんな状況のなかでも、母と暮らす、って言ってくれる姉を私はほんとに神様のようだと思ってる。
だから、私も全力で姉をサポートする!!ってそう決めたんだ。
まずはちゃんと環境を整えておくからね。
姉ちゃんが行き詰まらないように、ちゃんと、逃げ道準備しとくからね。
明日、ちゃんと、ケアマネさんと話してくるから、任せててね。
あとは、おいおい、一緒に考えて行こうね。
そりゃーね。
自分の親だけど、
「もう、知らなーい!!」
「もう、面倒みきれなーい」って思うこと多々あるよね。
だけど、そう思っても、例えばどんなに暴言吐かれても絶対に気持ちが母からは離れることってないのがわかってきたよね。
そう思いながらも、いつも、「母のためにできること」そればかりを考えているよね、私たち。
だからさぁ、姉ちゃん。
私たちの間だけでもさ、たまには毒くらい、はいてもいいんじゃないかな?
きれいごと、理想論は精神的余裕がある時に。
「ムリー。」ってときは、一緒に毒を吐こっ!?